歯 科

お口の中や歯はきれいですか?

 当院では、自宅でのデンタルケアのアドバイス、全身麻酔科での歯石除去、抜歯処置、口腔内の腫瘍に至るまで診察を行っております。お口のこと、疑問があればどうぞご相談ください。

犬や猫の歯周病
 成人の80%以上が歯周病を持っているといわれていますが、ワンちゃんやネコちゃんも同様に、3歳以上の成犬・成猫の80%以上が歯周病を持っているといわれています。デンタルケアの大切さは分かっている飼い主様でも、歯磨きをしようとすると嫌がるから、ケアのやり方自体がよくわからないということでなかなか何もできない方も多いのではないでしょうか。
 歯周病はお口の中だけでなく、体にも悪影響を及ぼします。
歯石の約75%は細菌です。この細菌の塊によって、歯が抜けてしまったり、重度な場合は顎の骨が溶けてしまうということもあります。
また、食事などと一緒にこの細菌が体内に入ることで、腎臓、肝臓や心臓に悪影響を及ぼすとも言われています。ですから普段からのケアと早めの治療がとても大切です。

まずは、口腔内検診を受けましょう。
 お口の中を診察し、歯肉の状態や歯垢・歯石の付着度合いなどを確認します。まだ、歯周病の初期に発症する「歯肉炎」程度であれば、進行を抑えるために、普段のお手入れについてアドバイスさせていただきます。  
 歯石が付着し「歯周炎」に進行している状態であれば、超音波スケーラー等を使用して、歯石を除去する必要があります。ワンちゃん、ネコちゃんの歯科処置を行うには全身麻酔が必要なので、麻酔下での処置が可能かどうか、術前検査(血液検査・X線検査等)を行い、基礎疾患の有無とその程度を確認します。  

歯石除去前   歯石除去後

歯周病の予防について
 歯周病の原因は歯垢中にいる細菌なので、歯垢を付着させないことが最大の予防法となります。最も効果の高い予防法は、歯磨き(ブラッシング)です。歯磨きのやり方がわからない場合はお気軽にスタッフにお声がけください。
 ブラッシングが難しい場合は、歯石付着予防効果のあるドライフードや、歯石除去効果のあるガム、ペット専用の歯磨き剤や歯ブラシも院内にご用意しています。また口内環境を改善させ、歯石の形成を抑えるサプリメントもご紹介しております。

↑ このページの先頭へ

習志野市 津田沼動物病院 診療科目